日本語自由帳

分かりやすく、伝わりやすく。

就活を終えて思うこと

お久しぶりです。

まず遅くなりましたが私の1年半に及ぶ就職活動は7月末を持ちまして、内定獲得という形で終了しました。 これは多くの皆様から助言や協力をいただき、それが十分に活かされた結果だと考えています。 心配してくださった方、応援してくださった方、夜中のスマブラに付き合ってくれた方。 本当にありがとうございました。

さて、本当は偉そうに今年度の就職活動記録を残そうかと思ったのですが、 それは研究室内で行われているナレッジプールで資料と共にお話しました。 その資料はSlideShareに載せたので、就活意識の低い人は是非読んでみてください。

ただ、これは後輩たちが就職活動をする際に一般的に注意すべきことです。

ここからは自分自身の能力・性格から感じた就職活動、大げさに言うと自分の人生の反省をしていきたいと思います。 悲観的な意見が続きますが、これが誰もが当てはまるわけでもないので注意してください。

自分はできる人間だと勘違いしていた

この一言に尽きるかと。 この大きな勘違いが私の長く苦しい就職活動を引っ張ってきた最大の要因だと思っています。

私は国公立大学のそこそこできる大学院生である

でも実際にはその地域の人たちだけが知っていて、別の地域に行くと

「へぇー…なんとか大学…」

で終わりましたよね。 実際には名前も知らない大学で書類で落とされた、みたいなのもあったような気がします。 ネームブランドのある大学、強い。

学会に参加・発表した実績がある

ただ、研究の実績も積み上げてきました。 国内学会に参加し、賞を貰いました。 国際学会にも採択され、参加しました。 しかし、それは面接をする上でほとんど話題にならなかったような気がします。 研究やってない人からは「ふーん」レベルなのかな。

自分は技術力があると思っていた

私の研究室の同期・先輩方はゲーム会社に入った実績がある。その人たちはこう言いました。

「私は別に何もしてないよ。でもゲーム会社受けたら内定貰った。」

そう言ってたから私も頑張ればゲーム会社から内定貰えると思っていました。 でも、そうじゃなかった。 昨年受けたゲーム会社はどこも自分を認めてくれませんでした。

そこで改めてゲーム会社に行った人たちの研究を思い出してみると、その人たちは毎日のようにコツコツとコードを書いていたことを思い出しました。 多分自分の知らないところで地道にプログラミングの勉強をしていた気がしますね。

それに対して自分はどうか。 自分はネットでちょちょいと調べてコピペしただけの糞雑魚情報学生だった。 確かに研究に関しては熱心に取り組んでいたけど、私の研究は主にアイデア勝負だったので実装よりも評価実験が多い研究でした。 なのでコードに関しては基本放りっぱなしでした。

ゲームに対する情熱は誰にも負けないと思っていた

やめたほうがいいよ、そういう発想。 就活でズタボロに引き裂かれていくから。 というぐらい自信をなくしたような気がします。 ゲームプランナーとして応募したこともありましたが、ありきたりなゲームばかり考えて、企画書作ったら落とされます。

「FFやドラクエにかわるRPGを作るならどうする?」

「パズドラやモンストにかわるソシャゲ作るならどうする?」

この辺りを熱く(厚く?)語れないと無理です。

自ら進んで勉強する気はなかった

研究以外でも十分にプログラミングを勉強する時間はありました。 そこで本を買って、新しい言語を取得しようとしましたが誰にも評価されず、1人黙々と作業するのがつまらないので3日で終了しました。

hsmdlily.hatenablog.com

ハッカソンにも参加しました。

hsmdlily.hatenablog.com

楽しかったです。でも、ハッカソンも最初は就職活動に役立つかな?と思って参加しただけだったので、その後は結局どこにも参加しませんでした。

というわけでどれも3日坊主で終わりました。 ただ分かったのは「誰かに成果物の評価をされるとやる気が出る」ということは分かりました。 そんな話をどっかの会社でやったら

「は?エンジニアは孤独にコードと向き合うんだよ。」

と笑われたこともありました。まぁ確かにそうっちゃそうなんだけど。

その辺りからそんな自分ができることはなんだろうと考え、自分はできない人間と認め、これまでやってきたことを一生懸命アピールするようにしました。 プログラミングは色々できる!(書けるとは言ってない)ぐらいでアピールしました。 そして無事に内定をいただくことができました。

意識の低い私がこれからできること

さて、これから私にできることはなんでしょうか。

就職留年したけど単位は揃え、論文は書き終え、特にやることがなくなり、毎日のようにモンストをやってます。 色んな人に話を聞いてみると

「ハッカソン出たら?」「なんかアプリ作ったら?」「留学したら?」「勉強したら?」

と色々言われたのでやろうかと思ったのですが、なんせそんな意識高いやる気が起こらない。 後々自分の能力になることは分かっているけど、そんなの今つかないと分からない。 色々考えてみた結果、

「暇を持て余す」

ことにしました。

なぜかというと、いつも通っている美容院のお兄さんがこういったからです。

「暇って羨ましい。社会人になったら少なくとも40年くらいは暇な時間がなくなる。それなら今のうちに暇を楽しむべきだ。」

確かに社会人になったら嫌でも働く。 ならば今のうちに暇なりに色々やってみようと思いました。 今はお家で家事(料理・洗濯・掃除)しながら、研究室に顔を出したり、おいしいパンケーキ食べたり、ゲームしたり、ゲームしたりしています。 そのついでに無理しない程度に勉強やイベントに参加できるといいかなと思いながら日々を過ごしています。

社会人になったら、研修でもう一度ゼロからプログラミングを学ぶことになると思います。 それでいいです。 大学で6年以上情報の学生やってきましたけど、もう一度謙虚な気持ち、新しい気持ちでプログラミングに取り組もうと思っています。

だって私はできる人間ではないから。

糞雑魚エンジニアとしてコツコツ頑張れるようにしたいです。