日本語自由帳

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「Hack U@KIT」に参加しました

はてブロの存在を忘れかけていました.こんばんは.

さて,9/3(火)〜9/9(月)に開催された「Hack U@KIT」に参加しました. そもそもこの「Hack U」とは何かというと

Yahoo! JAPANのエンジニア祭典「Hack Day」が「Hack U」として京都工芸繊維大学にやってきます。 Hack Dayは24時間で作品を完成させるルールですが、今回のHack Uでは一週間の期間が与えられます。 この一週間で創造力を振り絞り、今まで誰も見たことがない創造性豊かな作品を完成させてください。

というもの.

つまり簡単にいうと1週間でプログラミングスキルを駆使し,アプリケーションの開発をしろというものです.

この「Hack U」ですが,最初は興味ありませんでした. しかしウチの研究室の助教が仕切って開催しているらしく,猛烈に「やらないか」アピールをされたので,参加することにしました.

チーム編成

まずはチーム編成をすることにしました. ウチの研究室では参加者が6名いたので,ちょうど半々に分けることが出来ました. 私のチームはあとむくん(@FromAtom)とみなみん(@minamin0730)でチームを編成しました. あとむくんはめっちょコードがかけるし,チームの華であるみなみんもいて,これはいい作品ができるのではないかとワクワクしていました. しかし,あとむくんははてなインターン真っ最中で金曜日までほぼ不在. しかも最後の週ということでリリース祭だったとかなんとか. この様子を見ていると相当激しいリリース祭りだったようですね. そして私も土曜は1日バイト,日曜は1日リア充でした. 実は7日が誕生日だったので,と言い訳祭になるので省略. まぁ,それでも心のどこかになんとかなるだろうと思ってました.

Hack U初日

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初日は「YOLP」という地図APIを使ったリアルコーディングを見ました. 「JavaScriptマップAPIを使えば地図なんて3行で書けちゃうんだ(ドャァ」って言ってましたが,そもそも私には「API」という言葉は聞いたことがあるものの,「API」というのが何者であるかをはっきり知らなかったので,「すごい(小並感)」で終わっていました.

それから各班に付いているYahoo!のチューターのご紹介があって,チーム名とテーマを決めようって話になりました. チーム名は「定時退社」にしました.名付け親はあとむくん. そしてテーマ…テーマは「なんでもいい」と言われましたが,なんでもいいほど決めにくいものはない. しかも,地図APIの説明をしたら,みんながみんな地図APIを使うに決まっている. そんなの全くおもしろくない. そもそも「テーマ考えてこい」とも言われてないし「30分でテーマ決めて」って言われてもなかなか無理なものがありました. そして初日が終了.テーマは決まらず.

テーマ決め

結論からいうとテーマが決まったのはHack Uの2日目,水曜の夜でした. 色々案を出したものの4日間でできるものなんてたかが知れてるし,地図API以外のAPIも使えるものがない. かといってゼロから作るのも無理があるなと考えました. 結局地図APIを使ってiOSアプリを作ることにしました. するとこのようなページを見つけました.

30分でできる!AR帰宅支援アプリをYOLPのiOS Map SDKで作ってみました - Yahoo! JAPAN Tech Blog

これを使って寄り道アプリを作ろう,と考え,ARマーカを使った寄り道アプリを作ることにしました.

コーディング

最初はiOSにするかAndroidにするか迷い,どっちの方が作りやすいか,私がAndroid,みなみんがiOS向けにコーディングをしていました. 私はAndroidアプリを「HelloAndroid」程度にしか触ったことがなかったので,初期設定から苦戦していました. iOSXcodeと違ってAndroid SDKは初期設定が面倒ですね. それでようやくAndroidで地図が出せるようになって,実機でも動かせるぞという状態になったときには,すでにみなみんが地図の中心点周辺のコンビニ情報を出せるようになっていたので,iOS向けに作ることにしました. それができたのが金曜日の夜. 不安はありましたが,土日は私がどうすることもできなかったので,あとむくんとみなみんに任せることにしました.

Hack U最終日(発表会)

月曜の朝,見てみると最低限の仕様を満たしているアプリが完成していました. そしてあとむくんもプレゼン資料を完成させて,あとはアプリが動いているところをムービーで撮影して,編集するだけでした. お昼にムービーを無事に撮り終え,発表会のプレゼンもバッチリでした. 「寄り道アプリ」はやはり他の班にもいくつかありました. ウチの定時退社チームにはARを使った寄り道など,他の寄り道アプリとは違った点はありましたが,賞には選ばれませんでした.

感想

何度かこのようなイベントには参加しているのですが,大事なのは「完成したものを見せること」だと思いました. いくつかの班で「これだけ作ろうと思いましたが,バックグラウンドでしか動かないので見せることができません」とか「これが,こうなる」って画像だけで表示されても面白くなかったし眠かったです. やはり,動くところをみせると私自身も「これは面白いな」って思ったし,聴衆の目も光ってたように思いました. 私の班も地図を使ったアプリで実際に歩かないとわからないので,ムービーを見せました. 理想なんていくらでも積み上げられる,大事なのはこの1週間で「理想の最低限」を実際に見せることではないでしょうかね.

次に感じたこととして冒頭のツイートにもあったように「もっとコードを書けるようにしないといけない」ということがありました. これはあとむくんが言ってたように

  • みなみん:コード担当
  • あとむ:プレゼン担当
  • うるる:リア充担当

と言われてもおかしくなかった. もっと自分にコーディング能力があれば,みなみちゃんが徹夜してコード書く必要もなかったでしょう. コーディングについては今まで散々サボってきたので,少しずつでもいいからお勉強します. その前にきっとこのような時には自分の土俵(言語)で書けるようなモノを作らないといけないんでしょうね. いや,それでもそもそも私の言語が狭すぎる.やはり精進が必要である.

後は「アイデア出しにもっと時間くれ」とか「チューターって結局いらなかったよね」とか「Yahoo!のAPI使ったチュートリアルよりもCodeZineさんのページの方が役に立った」とか色々ありますが,書いてるとまとまらないし,寝られなくなりそうなのでここまでにしたいと思います.

最後に

チーム定時退社のお二人さん,本当にお疲れ様でした. そしてありがとうございした. また何かの縁でチームを組むときがあれば,この3人で組みたいですね.

またYahoo!のみなさんも,このようなイベントを開催してくださってありがとうございました. 今度はアイデア出しを含めて2週間ぐらい欲しいですね. あとあのネットワークの繋がらないクソ教室を会場にするのは次回からやめたほうがいいです.